関連のHP
【
日本書紀に秘められたヒミコと皇室の深い関係】で示したように、
書紀はヒミコをアマテラスに仮託した上で、そのアマテラスを玉依姫を含む五女神に巧妙に分身していた。
その中の最重要神たる玉依姫は大和朝廷初代天皇神武の母にほかならない。
第1章ではそんな玉依姫の姿を書紀と神社伝承から描き出す。
続く第2章では玉依姫の出自を推測しながらヒミコといかに深く結びついているかを確認する。
第3章ではその玉依姫が子の
イワレ彦(後の神武天皇)と共に日向を出立し、豊前国を経て北九州の背後から奴国に攻め入った
九州各地に残る足跡伝承の概要を紹介・解析する。するとそこには「倭国乱後に玉依姫ことヒミコが倭国の女王として共立された」という魏志倭人伝の原像が浮かんでくる。
玉依姫と初代天皇神武(イワレ彦)親子が日向からヤマトへ東征していく足跡の詳細は別のHP
初代天皇神武の東征伝承−倭国乱(1)
及び
初代天皇神武の東征伝承−倭国乱(2)で詳述する(文責 崎元正教)。