玉依姫とヒミコとの強い繋がり

2013年02月吉日開設
2023年07月吉日更新


 関連のHP 【日本書紀に秘められたヒミコと皇室の深い関係】で示したように、 書紀はヒミコをアマテラスに仮託した上で、そのアマテラスを玉依姫を含む五女神に巧妙に分身していた。 その中の最重要神たる玉依姫は大和朝廷初代天皇神武の母にほかならない。
 第1章ではそんな玉依姫の姿を書紀と神社伝承から描き出す。
 続く第2章では玉依姫の出自を推測しながらヒミコといかに深く結びついているかを確認する。
 第3章ではその玉依姫が子の イワレ彦(後の神武天皇)と共に日向を出立し、豊前国を経て北九州の背後から奴国に攻め入った 九州各地に残る足跡伝承の概要を紹介・解析する。するとそこには「倭国乱後に玉依姫ことヒミコが倭国の女王として共立された」という魏志倭人伝の原像が浮かんでくる。
 玉依姫と初代天皇神武(イワレ彦)親子が日向からヤマトへ東征していく足跡の詳細は別のHP初代天皇神武の東征伝承−倭国乱(1) 及び初代天皇神武の東征伝承−倭国乱(2)で詳述する(文責 崎元正教)。
注 スサノオや大己貴に興味をお持ちの方は【建国の祖神スサノオの原像】や【大己貴(大国主)の国造り 】をご覧下さい。また、倭国大乱と倭国乱については【区別すべき倭国大乱と倭国乱】をご覧下さい。

第1章 書紀と伝承から解き明かす玉依姫の出自
    1.1「幻の皇祖神系譜」の構造 (鍵を握る二人のヒコホホデミ)
    1.2 先代ヒコホホデミの正体
    1.3 九州本土における豊玉姫の伝承
    1.4 対馬における豊玉姫の伝承
    1.5 豊玉姫の正体
    1.6 豊玉彦の正体、並びに豊玉姫との関係


第2章 ヒミコと玉依姫の密接な関係
    2.1 「幻の皇祖神系譜」の補正
    2.2 玉依姫=三女神の検証
    2.3 大山祗(おおやまつみ)の正体
    2.4 玉依姫とヒミコとの接点
    2.5 玉依姫の出自の推察
    2.6 豊前国に残る玉依姫の足跡
  

第3章 九州を制圧した玉依姫とイワレ彦(神武天皇)親子の倭国乱
    3.1 九州島における神武東征伝承の概略
    3.2 玉依姫と神武天皇親子の倭国乱
    3.3 玉依姫の生涯(まとめ)




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