日本書紀に秘められたヒミコと皇室の深い関係

令和5年4月吉日更新



『日本書紀』(以下『書紀』)が『魏志倭人伝』を手にしていたことは、神功皇后の巻にそれを三度も引用していることから明白だ。
 史家の中には、『書紀』はヒミコを神功皇后と誤解したとする説をなす方もいるが、それは『書紀』苦心の潤 色であることは、ヒミコに擬せられた神功皇后の崩年を269年として、『魏志』のヒミコ没年 247、8年とは二十年ほども乖離させていることから明らかだ。
 ヒミコの時代からわずか四、五百年、かつ、『魏志』も手にしていた『書紀』編者がヒミコほどの重要な人物を『書紀』に描かぬはずはない。 その一念で『書紀』を復読すると、そこにヒミコについての幾多のメッセージが埋め込まれていることに気付かされる。(文責 崎元正教

第1章 ヒミコを暗示する『書紀』の三つのメッセージ
    1.1 第一のメッセージ
    1.2 第二のメッセージ
    1.3 第三のメッセージ

第2章 三女神=玉依姫=木花開耶姫の検証
    2.1 記紀以前に知れ渡っていた三女神=玉依姫
    2.2 三女神と木花開耶姫との不思議な接点

第3章 『書紀』のさらなるメッセージ
    3.1 神代紀上下巻に横たわる系譜の謎
    3.2 『書紀』紀年のカラクリ
    3.3 ヒミコ百歳はありうるか
    3.4 玉依姫とヒミコのさらなる重なり
   

第4章 書紀にほのめくヒミコの夫 
    4.1 神代紀上の核と謎
    4.2 神代紀下の核と謎
    4.3 神武紀の核と謎
    4.4 ニニギと大己貴の深い関係

第5章 浮かび上がった「幻の皇祖神系譜」
    5.1 浮かび上がった「幻の皇祖神系譜」
    5.2 おわりに

 



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